<< 調整 >>(図 @を参照)

初めにすることは、C.D.G.の調整です。振れ止め  はバグキーによっては調整できないものもありますが、その場合は  を次のように調整します。

D.C.E.を解放し、アームが振れ止めに完全に触れて、止まるようにします。次に、  を少し進めて下さい、このとき、アームが完全に振れ止めから離れてしまってはいけません。短点を打った後、アームが振れ止め  と  に戻るとき跳ね返って振動するようなことが無ければOKです。この調整は、引き続いて別の短点を打つときに、アームが振動していることのないようにするためのものです。もし、あなたのバグキーが振れ止め G を調整可能なタイプなら、もっと正確にこの調整をすることができるはずです。

     図 @   (普通は右用だが左用もある)

 を解放したままで、 D.C.の間隔が最適になるように  を調整します。この調整が一番難しいと思いますが、実際にバグキーを動作させながら調整します。パト゜ルを短点側に動かすと、レバーが  に当たります。これがアームを振動させます。レバーが  から  に動くまでにある程度時間があります。従って、  から  の間隔が狭いと長点から短点に移るのは時間がかからず、スムーズです。(短点側のクリアランス) しかし逆に、アームに与えられる運動量は小さくなるので、うまく短点が出せない人も多いようです。(翻訳者の声:私もその一人かな? (^^) 掲載者の声:私もそうかも? (^^;;; )
バグキーでは、早い短点を打つのは容易ですから、はじめのうちは  と  の間隔をかなり大きくとってみるのが良いでしょう、こうすると、打ちにくく感じるかもしれませんが、さらに、おもりを一番遅いスピードの位置にして試してみて下さい。接点  と接点  は正しく接触するようにします。この調整が済んだら、  を次のようにします。短点を連続して打った後、振動が終息しますが、終息したとき接点  と  がわずかに離れている状態になるようにします。
次に、  を固定し、バグキーのキーイング端子間にテスターを接続し、抵抗レンジにします。短点を連続して打ってみて、ゆっくり打ったときも、早く打ったときも、フルスケールの10%程度のメーターの振れになっていれば良いでしょう。この測定は、最初の5ないし10短点で測定するようにします。理由は言うまでもありませんが、これを過ぎると振動が終息し始め、正しい測定ができないからです。メーターの振れが極端に少ない場合こがよくありますが、この場合かすれた短点になります。逆にメーターの振れが極端に多いと、どろどろした短点になります。好みによって E.F.の間隔を調整します。E.F.間が4ミリで素晴らしいキーイングをされる人がいますが、かなり広い感じです。
もしも、あなたのテスターの反応が悪い場合は、耳で聞いてみて調整するしかありません。ゆっくり打ったとき、アームの振動がすぐ終息してしまう場合は、  を調整して C.D.の間隔を広げてやって、アームに加わる運動量を増やしてやります。毎分15語程度の遅いスピードの時に、うまく短点が出ない場合も、この調整が必要です。
 を動かしたら、  も再調整しなければなりません。実際に打ってみながら調整を何度も繰り返すことになります。  と  の間隔が広すぎると、短点から長点に移ることに難しさを感じるでしょうし、逆に狭すぎても打ちにくいでしょう。ここまで調整が進むと、新しい問題が生じてきます。接点  は通常ヘアピンバネについていますが、短点を打ち終えて、アームが戻ったときにも、高い周波数で振動していることがあります。この振動は次の短点に悪影響を及ぼします。この対策は、きめの細かい柔らかいスポンジを小さく切り出して、接点の裏側のヘアピンの間に挿入してやります。ヘアピンを広げてしまうほどの大きさではなく、こじんまりと収まる程度にします。こうすることによつて、振動が吸収されます。接着剤で簡単に固定してもOKです。
長点用接点  の間隔は、個人の好みで調整してかまいませんが、あまり広げすぎたり、バネが強すぎるとガタガタした長点になってしまいます。逆に、間隔が狭すぎたり、バネが弱すぎたりすると、長点が正確に打てません。接点は完全に接触するようにすることが、接点を長持ちさせる秘訣ですし、掃除する場合はサンドペーパーなどは決して使わないようにして、研磨剤が微量含まれた。リレー接点復活剤などを利用して、丁寧に扱いましょう。

以上、翻訳文からの"taka"的抜粋です。
JH2NYZ Abeさん ベリ〜 サンキュ〜!!

”taka”